株式会社NITTAN | Challenge Creation Speed

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トップメッセージ:株主の皆様へ

2022年4月、当社は「日鍛バルブ株式会社」から「株式会社NITTAN」へ商号変更しました。「既成概念に縛られない新たなアプローチによるものづくりの方法の開発」、「10年先でも競争できる設備機器の導入」、「安全・安心・安定&クリーンな工程で流動させる生産技術力の確立」を目指し、技術を支える人づくり、人材育成にも注力していくことで、2030年目標の「連結売上高1,000億円以上 連結営業利益100億円以上 連結営業利益率10%以上」の達成に向けた道筋を描いていきます。

当社グループでは、中期経営計画「NITTAN チャレンジ 10」を策定し、IR決算説明会において、既存事業の進化を目指す「VISIONⅠ」、xEVへの開発推進を進める「VISIONⅡ」のアイテム群について、2025年までの開発・量産化のマイルストーンを発表しました。
「VISIONⅠ」のアイテムについては、順調に開発が進んでいます。舶用油圧リフターも概ね順調で、舶用中空バルブは、単純に温度を下げて軽量化するだけではなく、舶用の水素燃料エンジン、あるいはアンモニアガスエンジンにおいて有効なソリューションになるアイテムとして、市場開拓を進める段階に入りました。

また、「VISIONⅡ」のアイテムについては、新しいアイテムの開発を支えていくために、新たにNMT(NITTAN Manufacturing Technologies)プロジェクトを始動しました。

現在、「VISION X」(愉快な開発)として、ゴルフパタープロジェクトを始めとした製品開発に挑戦していますが、こうした複雑な形状のモノづくりに必要な、旋盤や研磨、研削、そしてマシニングセンタや複合旋盤、そしてロボットアームを活用するティーチング技術などを学ぶ道場を、協力会社と一緒に立ち上げ、若手社員を中心に、最先端の工法や技術を習得させ、社内でのノウハウ蓄積を進めています。

2021年、日本政府が2050年度にカーボンニュートラルを目指すことを宣言し、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指すと表明されました。当社グループでも、この日本の目標値を、そのまま企業の目標として設定しています。さらに当社グループでは、Jクレジットなどのオフセットを利用して4%上乗せし、2030年度50%の削減を目指していきます。

既に日本国内では、LED化や太陽光パネルの設置などを進めています。また、海外子会社でも、環境面で優位性のあるタイランドで、太陽光発電の積極的な導入を進めています。できるものからコツコツとやっていくことで、2030年度の目標を達成していきます。

代表取締役社長 金原利道